
✅ 結論:セキュリティ対策は「専門知識がなくても」始められる
「ITのことは苦手だから」「ウイルス対策は難しそう」
そんなふうに感じていませんか?
でも実は、IT担当がいなくても、セキュリティ対策は十分可能です。
特に、創業初期のひとり社長や中小企業の経営者こそ、狙われやすい立場にあるのです。
この記事では、専門知識がなくても今日からできるセキュリティ対策5つを、わかりやすく解説します。
コストを抑えつつ、情報漏えいやサイバー攻撃のリスクを回避する方法を具体的にご紹介します。
🔍 なぜ今、セキュリティ対策が必要なのか?
多くの経営者が、「ウチみたいな小さい会社は関係ない」と思いがちです。
しかし、サイバー攻撃の対象は大企業だけではありません。
実際には、サイバー攻撃の60%以上が中小企業を狙っているというデータがあります。
その理由は…
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対策が不十分
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IT専門スタッフがいない
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セキュリティ意識が低い
という“すき”を突かれているからです。
たとえば、パスワードが「123456」や「admin」のままだったり、ソフトの更新を忘れていたり…。
ちょっとした油断が、大きな被害に直結します。
しかも、攻撃は自動化されており、無作為に世界中の中小企業がスキャンされています。
つまり「関係ない」は通用しない時代なのです。
🛡 今日から始めるセキュリティ対策5選
ここからは、ITの専門知識ゼロでもできる実践的なセキュリティ対策を5つに絞ってご紹介します。
① ウイルス対策ソフトを導入する
まず最初にやるべきなのが、ウイルス対策ソフトの導入です。
これがセキュリティ対策の土台になります。
おすすめは次の3つ:
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マカフィー(McAfee):軽快で価格も手ごろ。初心者でも扱いやすい。
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ノートン(Norton):ウイルス検出力が非常に高く、フィッシングや詐欺にも強い。
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ウイルスバスター(Trend Micro):日本語サポートが手厚く、操作画面も見やすい。
これらはどれも年間5,000円〜1万円前後で利用可能。
企業向けのライセンスもあり、複数台のPCにも対応しています。
\ ポイント! /
ウイルス対策ソフトは「入れておくだけ」ではなく、自動スキャンやリアルタイム保護をONにしておきましょう。
② パスワードを強化・管理する
「簡単なパスワードはもう終わり」
サイバー攻撃の多くは、パスワードの使い回しや弱さを突いています。
対策方法はシンプル:
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12文字以上、英数字+記号を混ぜる
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アカウントごとに異なるパスワードを設定
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パスワード管理ツールを使う(1Password、Bitwardenなど)
覚えきれない…という方こそ、パスワード管理ツールを導入しましょう。
スマホアプリやブラウザ連携で、入力もスムーズになります。
③ ソフトやOSを常に最新に保つ
古いソフトやOSには、脆弱性(ぜいじゃくせい)=セキュリティの穴があります。
ハッカーはそれを自動で見つけて攻撃してきます。
以下の習慣をつけましょう:
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WindowsやmacOSの自動更新をONに
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利用中のアプリも定期的にチェック
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使わないソフトは削除する
特に**Adobe製品やブラウザ(Chrome・Edge)**は狙われやすいので要注意!
④ 公共Wi-Fiを使わない(VPNを導入)
カフェや駅などのフリーWi-Fiはとても便利ですが、セキュリティ的には超危険です。
通信内容が盗み見られたり、偽のWi-Fiに接続される可能性があります。
外出先でどうしてもネット接続が必要な場合は:
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できるだけスマホのテザリングを使用
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必ずVPNを通して接続する
おすすめのVPNサービス:
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NordVPN(速度・信頼性◎)
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ProtonVPN(無料プランあり)
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セカイVPN(日本語対応)
VPNは、**通信を暗号化する“安全なトンネル”**のようなもの。
月額数百円で導入できる、安心の“保険”です。
⑤ 最低限のセキュリティ教育をする
「社員いないし…」という方も、自分自身を“教育”することが重要です。
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フィッシング詐欺メールを見分ける
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添付ファイルを不用意に開かない
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不審なリンクはクリックしない
この3つを守るだけでも、大半の攻撃は回避できます。
また、外部パートナーやフリーランスとやり取りがある場合は、最低限のセキュリティルールを共有しましょう。
\ 無料で学べるサイトも! /
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IPA(情報処理推進機構)セキュリティ情報
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トレンドマイクロ セキュリティブログ
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YouTubeにも初心者向け解説多数
✅ まとめ:まずは“できること”から始めよう
セキュリティ対策と聞くと、「難しそう」「時間がかかりそう」と感じてしまうかもしれません。
でも、実際にやるべきことは、とてもシンプルです。
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ウイルス対策ソフトを入れる
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パスワードを強化する
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ソフトを最新に保つ
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フリーWi-Fiを避ける
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セキュリティ意識を持つ
これだけでも、中小企業の9割の攻撃リスクは防げると言われています。
経営の責任を一手に背負う“ひとり社長”だからこそ、会社と自分を守るための行動を、今日から始めてみてください。